バレエ

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バレエが静かなブームになっています。
クラシックバレエに限らずモダンバレエは、今のダンスブームとも無縁ではありません。
バレエは本来演劇と同様に、総合芸術としてあらゆるジャンルのアートによって構成され、肉体を通して表現するものです。
その意味ではバレエもダンスであっても明確な区別はありえません。
演劇にメソッドがあるように、ダンスにもメソッドがあり、クラッシックバレエは、最も権威と伝統をもったメソッドと言えます。
しかし単なる表現形式としてクラッシックバレエを見なす事は誤りで、クラッシックバレエがあってこそのモダンバレエと言えます。
イサドラ・ダンカンが始めた創作バレエは、クラッシックバレエにいろいろな民族舞踊の要素を融合した、クロスオーバーな舞踏と言えます。
クラッシックバレエは、肉体表現の限界をある意味極めたもので、その下半身の使い方は究極の舞踏技術と言えます。
今なぜバレエが見直されるかといえば、ジャズダンスやヒップホップ、ストリートダンスに飽き足らなくなたダンサーが、新たな可能性をバレエに求めているからで、反対にバレエダンサーも限られた曲目に飽き足らず、コンテンポラリー・ダンスの延長線上にコンタクト・インプロヴィゼーションがあり、もっと先には、混濁したダンス形式との融合統一が行われるようになっています。
20世紀のモダンバレエはヴァーツラフ・ニジンスキーの牧人の午後から始まると言われていますが、ロマン主義やシュールリアリズムなどの影響でドラマティック・バレエやアブストラクト・バレエなどな派生バレエも生まれてきました。
振付師も従来のバレエの概念を打ち破るモーリス・ベジャールやローラン・プティ、ウィリアム・フォーサイス、イリ・キリアンなど様々な人材が活躍しています。
しかし更にピュアーな肉体表現としてのバレエを追求していけば、即興的なバレエとならざるを得ず、クラッシックバレエにおけるコンテンポラリーの意義は増すばかりです。
バレエの技術は、幼年期から始めなければ、大成することは出来ず、他の舞踏とは技術的なレベルが違います。
またアカデミックなバレエ養成所により、バレエを支える人材の育成は、欧米を中心にして、まさに国技として守られています。
その面から最近の日本人ダンサーの活躍は芽を見張るものがあり、森下洋子や吉田都、中村祥子のバレエ表現は、ある意味欧米人に真似の出来ないものと言えましょう。