ダイヤモンドシティ

ダイヤモンドシテイは旧ジャスコと、今はイオングループですが、三菱商事の共同出資で1969年にできた、ショッピングモールなどのデベロッパー会社でしたが、2006年にイオンモール株式会社に公開買付で吸収されました。
ダイアモンドシテイは、アメリカなどで普及していたショッピングモールやショッピングセンターを、日本で目新しい小売形態として展開するために、作られた会社と言えます。
大規模小売店法の緩和によって、スーパーマーケットから一歩拡大した進化系の業態ですが、この頃から各スーパーマーケット同士や百貨店との共同出店が行なわれ始め、ショッピングモールの中心を複数持つ事で、相互作用によって集客性を高める手法と言えるでしょう。
ショッピングモールの特徴は、複数小売業態が集まる事によって、立地を首都圏のターミナル駅などに限定しなくとも、採算の合う集客力が見込めるだけでなく、郊外立地によって土地などへの固定費も低減され、成長が低迷していた大型小売店にとっては、新しいマーケット開拓の決定打となりました。
1970年に初のダイヤモンドシティとして神奈川県に東住吉ショッピングセンターをオープンしました。
続いて同年愛知県に名西ショッピングセンターもオープンしました。
イオングループのス−パー展開も、大型とともに単独店として拡大傾向にある一方で、結果的にはダイヤモンドシテイと同じようにショッピングモール化する方向にありましたが、言わば小売業界の趨勢を先取りしたものと言えましょう。
ダイヤモンドシテイは、当初百貨店との共同出店と言う形を取っていましたが、その反面失敗する例も多くなり、ショッピングモールを構成するファクターとしては、専門店のテナントとジャスコとの共同出店と言う形式が、地方都市では一般的になり、ショッピングモールの名称も、地域性を考慮しないダイヤモンドシティのコンセプトを前面に出した名称が多くなり、同時に旧来の商圏の小売店からの出店反対運動も起こってきました。
ダイヤモンドシテイの複合小売店の出店形態は、派生的な亜種としてアウトレットモールなどの出店を促す結果となり、従来の地元商圏主体の小売店展開を、モータリゼーションを利用した郊外型の大型店舗と専門店主体のテナントという新しい業態を成立させ、新たな商圏を創出してきたと言えますが、首都圏など都市部への出店は、百貨店同士やスーパー同士などの大型店舗の同時出店として今だに盛んであると言えましょう。